2014年12月19日金曜日

納豆を巡る冒険

私は、攻めと守りが極端なクチだと思う。食でいえば、守りが強い気もするが、それでも勧められればチャレンジを信条としている。


で。納豆である。
食の中でも納豆の食べ方は保守一筋。ごはん、海苔、漬物、しらす。これ以外とは一緒に食べたくはない。できれば味噌汁や焼き魚も避けたい。但し食後の緑茶は大歓迎。こんな守りに徹した食べ方を貫いてこれたのは、他所のお宅で納豆を出されたことがなく、旅先の朝食の納豆には手をつけないと決めているから。そして他の食べ方を勧められたことがなかったから。


が、先日、納豆が大好きという大学生にお勧めの食べ方を聞いてしまった。
「父がやっていて、気持ち悪いと思っていたんだけど「やってみろ」と言われて食べてみたらおいしかったんです」とのこと。ちなみに私はこのお父さんのファンだ。



ぬうううううう。やるしかねーだろう!!!
そんなわけで、納豆とすき焼き味のふりかけとバター。
しっかり味わえるよう玄米や雑穀は入れず白米でチャレンジ。
まずはごはんが熱々のうちにバターを混ぜ、続いて納豆とふりかけを混ぜる。

味は悪くない。思いの外イケると言ってもいい。が、残念ながら匂いがダメだった。ふりかけの肉々しい匂いとバターの匂いで、良く言えば濃厚に、悪く言えば獣くさい。オリジナルはマーガリンだったので、この場合はバターじゃないほうがいいかもしんない。

でもね、物事一回限りではわからない。一度で終えてはやらないよりタチが悪い場合も多い。そう最低三回ぐらいチャレンジしてから結論を出せよ、って話だ。ってことで、あと二回ぐらいは食べてみようと思います。

2014年12月11日木曜日

フロランタン風ラスク

年末を見据え、まず最初にやるのは冷凍庫整理。
例年、年末に親族からどっさり食材が届くので冷凍保存するスペース確保が必須。中年夫婦の胃袋では長期戦で片付けていかねばなのだ。

まずはカサがあって、これ以上忙しくなったら手をつけたくない物から。ってことで、放置し続けて心が痛んでいたパン。三週間ぐらい前のものだから、そのままトーストして食べる気にはなれない。この際、野菜室に保存してあるアーモンドと一緒に消費を計る。
正統派フロランタンは私にはヘヴィ。
ラスクにすると軽く食べられる。
おおお。思いのほか、おいしい。
ザクザクとして、まったり濃厚。コーヒーにあうわあ。「俺はいらない」と言っていた夫も、私が仕事から戻ってみれば大半を食べていたし。よしよし。


材料は、生クリーム、バター、水飴、ハチミツ、砂糖、アーモンド。水飴やハチミツは計量が厄介なので製菓用にはこちらを使ってます。
どちらもスプーンを使わずに計量できるので便利です。
生クリームはタカナシの純正生クリーム35の100mlタイプを使用。
水飴の計量は、はかりの上に皿と木べらに乗せ、その上にタラーリ。

色々なレシピを眺めつつ、最終的に自己流です。
アーモンドはから煎りしてなかったり(どうせ液体に混ぜ込んで焼いちゃうし)。生クリームとバターが同じ量のレシピも多いですが、バターは半量に置き換えたり(今、バターは品薄だし)。でも私には更にバターは減らしてもいいな、ぐらいに濃厚にできました。


さて、まだまだ冷凍庫整理、そして何でこの時期に買っちゃったんだあああ!!という調理用具を使っての料理が続きます。


▼作り方

2014年12月9日火曜日

常備菜

いよいよ12月に突入。何かもう既にバタバタしている。

私のよろしくないところの一つ。忙しくなると狂ったように家事もやりだすこと。冷凍食品とか市販の総菜でいいじゃん。わかってはいる。が、それができない。忙しいからせめて睡眠と食事だけはきちんとしよう!とか思ってギリギリまで働く。そして更に余裕がなくなるおバカさん。

でも年末年始はご馳走モードになるから、特別な物は作らない。夫のリクエストでガッツリ系は朝食となっているけど、今月は常備菜を中心にまわしていく予定です。



おから
大好物。おからの味付けにはうるさいので必ず自分で作る。そして自画自賛しては丼で食べ、結果お腹で膨れてしまい七転八倒。ついに夫からおから丼食い禁止令が出される。何でこんなものが大好きなのだ???と自分でも思うけど、好きなんだから仕方ない。でも(渋々)小鉢で我慢してます。
具は、人参、ごぼう、蓮根、長葱、彩りは絹さやかインゲン。
母の味より更に薄味でパフパフに仕立てるのが好み。
でもパフパフ仕立ては腹での膨張率が高く危険。

ひじき
結婚後に好きになったものの一つ。それまで好んで食べなかったけど、夫が「ひじき、ひじき」とひじきを作りやがれコール。頻繁に作っているうちに私も大好きに。
常備菜のなかでは一番濃い味付け。
甘辛く仕上げてごはんに混ぜておにぎりにするのも好き。

きんぴら
味付けは醤油のみ。ガッと油で炒めて醤油をサッと回しかけ、仕上げに一味唐辛子。これを食べると油って甘いんだなー、と思う。
ごぼうと人参の切り方はその時々で変る。
ブームというか、好みが定期的に変るのだ。

切り干し大根
きんぴら同様に煮物というより炒め物。味付けもやはり醤油のみ。戻した切り干し大根は、ギューッと水気を絞って、油で炒め、厚揚げを崩して(私は軽くフードプロセッサーにかけてしまう)入れる。厚揚げを入れることでコクがでるのです。
ポイントは切り干し大根をぎっちり絞り、おいしい厚揚げを使うこと。

炒り豆腐
夫のリクエストにより作りはじめたもの。私の実家の食卓にのぼった記憶はない。知らない味なので、夫の評価を基準に試行錯誤中。だいぶ作り慣れてきたけど、まだまだ作るたびに緊張するのだった。
具は、木綿豆腐、人参、玉葱、椎茸、青葱、竹輪、卵。
私のごはんは雑穀入り。
市販の十六穀米、それから発芽玄米、はと麦、小豆、蕎麦米などを追加。


あとはご飯を炊いて、味噌汁、漬物。そして、納豆、生卵、焼き魚、前日の残り物などある物を食卓に並べる。でも私の朝食はコーヒーと果物だけという日が多い。朝から和食は重すぎるのよおう。ってことで私は昼食時にこれらを食べていたりする。