私は、攻めと守りが極端なクチだと思う。食でいえば、守りが強い気もするが、それでも勧められればチャレンジを信条としている。
で。納豆である。
食の中でも納豆の食べ方は保守一筋。ごはん、海苔、漬物、しらす。これ以外とは一緒に食べたくはない。できれば味噌汁や焼き魚も避けたい。但し食後の緑茶は大歓迎。こんな守りに徹した食べ方を貫いてこれたのは、他所のお宅で納豆を出されたことがなく、旅先の朝食の納豆には手をつけないと決めているから。そして他の食べ方を勧められたことがなかったから。
が、先日、納豆が大好きという大学生にお勧めの食べ方を聞いてしまった。
「父がやっていて、気持ち悪いと思っていたんだけど「やってみろ」と言われて食べてみたらおいしかったんです」とのこと。ちなみに私はこのお父さんのファンだ。
ぬうううううう。やるしかねーだろう!!!
そんなわけで、納豆とすき焼き味のふりかけとバター。
しっかり味わえるよう玄米や雑穀は入れず白米でチャレンジ。 まずはごはんが熱々のうちにバターを混ぜ、続いて納豆とふりかけを混ぜる。 |
味は悪くない。思いの外イケると言ってもいい。が、残念ながら匂いがダメだった。ふりかけの肉々しい匂いとバターの匂いで、良く言えば濃厚に、悪く言えば獣くさい。オリジナルはマーガリンだったので、この場合はバターじゃないほうがいいかもしんない。
でもね、物事一回限りではわからない。一度で終えてはやらないよりタチが悪い場合も多い。そう最低三回ぐらいチャレンジしてから結論を出せよ、って話だ。ってことで、あと二回ぐらいは食べてみようと思います。