2012年11月10日土曜日

茄子を「干して」「揚げて」「炒める」料理

小説やエッセイ、マンガに出てくる料理が気になる。

今回は黒田硫黄・著「茄子」。「茄子」は、そのタイトル通り作品中に茄子が登場するオムニバス形式のマンガ。

第一巻「アンダルシアの夏」に出てくる「アサディジョ漬け」も気になるけれど、第二巻「お引っ越し」の茄子料理もおいしそう。巻末を見ると、なんとウー・ウェンさんのレシピではありませんか。ソッコー図書館に走り、借りてくる。ウー・ウェン・著「単純がうれしい北京のおかず」より「燕京茄子」。



材料は、茄子とニンニク。調味料は、醤油、きび砂糖、紹興酒、酢、塩、胡椒。これだけなのに、何でこんなにおいしいのだ?という旨味。干した茄子は、ギュッと濃縮された、でもホロリと崩れるような食感。いやー、まいった。


レシピでは米茄子とあるけれど、普通の茄子ではダメなのか?と二種類でやってみました。ほぼ同じ厚みに切ったつもりだけど、干し上がったら普通の茄子は思いのほか小さくなっていて、米茄子のほうが断然おいしかったです。皮は苦味が強くなるので必ず剥いてから干すとのこと。

レシピでは最後にニンニクを入れますが、これだと香りは出ても生っぽくてガリガリ。香りづけだけじゃなくニンニクも食べたい時は炒める時点で入れたほうがよさそうです。

晴天だから干し日和〜。
と思っていたら本には「日陰干し」と書いてあった。

干す前と後。



料理もお勧めだけど、マンガもお勧めです。

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