子供の頃は断然いくらが好きだったけど、最近は筋子も捨てがたい。塩分とりすぎ!とか言いつつ炊きたてのごはんに乗っけてワシワシと食べる幸せ。
ところで、いくらや筋子、その親の鮭について。私の育った環境(北海道)では、呼び名もいろいろありました。
鮭の卵巣を何も加工してない状態には「腹子(はらこ)」。
腹子をほぐして塩漬けや醤油漬けにしたのは「いくら」。
腹子をほぐさずに漬けたものを「筋子(すじこ)」。
筋子は塩漬けが一般的だけど、醤油、味噌、粕漬けなどもあったりする。
そんで筋子も「鱒子(ますこ)」「紅子(べにこ)」と区別していた。「鱒子」はカラフトマスの腹子で作った筋子、「紅子」は鮭全般。鮭の種類によって呼び名を変えるところもあるようだけど、実家では一律「紅子」と呼んでいました。
鮭も、 紅鮭、銀鮭、アキアジ、トキ、ケイジ、だのある。漁師の親戚に分けてもらって食べ比べると、確かに違うんですよねぇ。でも私がわかるのは鮭レベルまで(これも最近はあやしいが)。その卵の味まではわかりません。
話は筋子に戻りますが、親などは「鱒子」はランクが下がるらしく、食べようとしませんでした。でも私は「鱒子」もケッコー好き。小粒でややあっさりしていてるというか。これもまた好みですね。
▼長くなりましたが、作り方はこちら。
【材料】
腹子 一腹 (今回は489グラム)
水 300グラム
塩 約110グラム
日本酒 大さじ1
※腹子の大きさを問わず私はこの分量で作ってます。
【作り方】
1.筋子を塩水(分量外)で軽く洗う。
2.血抜きをする。
竹串でブツブツと穴をあけて血を抜く。血管ごと抜き取ろうと無茶すると身が崩れます。
3.水に塩を溶かして飽和塩水を作る(飽和塩水は、水100グラムに対して塩約36グラムを溶かしたもの)。日本酒も加えて塩を完全に溶かす。
4.3に2を30分漬ける。
5.4の塩水を捨て、キッチンペーパーなどで水分をよく拭く。
6.5をキッチンペーパー、まきすで包み、重石をする。
最初は水分が多いのでバットに網を置いてます。 長方形のバットと網はダイソーで購入。 |
7.全体をラップで覆い、冷蔵庫で寝かせる。
途中、キッチンペーパーを取り替える。水分が出てこなくなったら、キッチンペーパーをラップにして重石も外してOK。
どれどれ、、と端っこをつまんで試食。好みですが私は3日ぐらいから食べはじめます。
まきす、バット、網はなければないで。キッチンペーパーに包んで水分をとっていれば筋子になります。それよりも冷蔵庫で寝かせている間、ラップでピッチリ包むのが重要。衛生面、それから乾燥しやすいので。
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